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画像:大石田のおなかなし

画像:大石田のおなかなし(幹と並ぶ)
名称 大石田のおなかなし (おおいしだのおなかなし)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 オオズミ(注2)
樹高 13m(注3)
目通り幹囲 4.9m(注3)
推定樹齢 200〜299年(注3)
所在地の地名 福島県大沼郡三島町大石田字樫尾居平
 
〃 3次メッシュコード 5639−15−80
 
〃 緯度・経度 北緯37度29分39秒
           東経139度37分45秒(注4)
三島町指定天然記念物(1976年2月18日指定)
撮影年月日 2004年7月3日

注1)三島町教育委員会が設置
注2)上記の案内板には『正しい名称は「オオズミ」といい、バラ科に属します。この地方では「山なし」ともいいますが「山りんご」と呼ぶ地方もある』とあった。なお、福島県総合緑化センター「緑の文化財」ではナシ、環境庁「日本の巨樹・巨木林」ではヤマナシとされている
注3)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注4)位置の精度に自信なし。ただし、北緯37度29分45秒、東経139度37度34分付近に歩道(山道)の入口があり、「大石田のおなかなし」案内表示も立っている。道路を少し北に進んだ所には駐車帯もあるので、そちらの地点を目指して行けばわかると思う





 美坂高原と西方集落を結ぶ道路脇の案内表示の近くに車を置き、杉林に分け入る。道路からは250m。一応、念のためゴム長に履き替えたが、踏み分け道は短靴でも大丈夫そうだ。
 林内の一部が切り開かれ、おなかなしに与えられている。黒ずみ、ごつごつした幹にコケが這い上がっている。枝分かれした部分には他の着生植物も見られる。一見した感じ、環境庁データほどの太さには感じられなかったが、年月の重みが示す威厳をもって立っていた。
 案内板によれば、「おなか」とは共同といったような意味らしい。おいしい実をつけるこの木は、特定個人が恵みを享受するのでなく、みんなのナシの木なんだ、ということなのであろう。
 
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