ページタイトル:大馬神社のスギ 当サイトのシンボル

画像:大馬神社のスギ(夫婦杉)
 ↑夫婦杉  ↓参道入口近くのスギ
画像:大馬神社のスギ(参道入口の杉)
名称 大馬神社のスギ (おおまじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 35mほか(注1)
目通り幹囲 8.7mほか(注1)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 三重県熊野市井戸町
 〃 3次メッシュコード 5036−70−05
 〃 緯度・経度 北緯33度55分14秒
           東経136度04分14秒
熊野市指定天然記念物(1969年7月17日、「大馬神社社叢」として境内林全体を一括指定)
撮影年月日 2014年3月17日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 「熊野國總鎭座」の額を掲げる大馬神社は、井戸川(の支流の一つ)の上流部、山間の神社である。ただし、現代の通例に洩れず、神社のすぐ前まで自動車で移動可能なので、気軽に参詣することができる。
 1991年刊行の「日本の巨樹・巨木林 東海版」では、境内に立つ巨樹の数を17本と推計し、そのうち300cm、770cm、510cm、730cmのスギ4本を代表として載せている。
 一方、環境省巨樹データベースには、2000年の報告値として300cm、770cm、870cm、730cmの4本のスギが登録されている。
 両者を比較して見ると、多分、これら4本は同一のセットではないかと思うのだが、何故か510cmとされていた個体のみが870cmと大きくかけ離れた数値となった。
 ところで、境内を見渡してみて、目につく大杉は2本。最奥部に立つ「夫婦杉」(これが最大か? しかし8.7mもあるようには見えない)と、そこに至る参道の入口近くに立つ杉だ。そのほか禊場(みそぎば)近くのスギなども大きいが、上記2者に比べれば、やはり見劣りすることは否めない。
 上のデータ欄に掲げてはみたものの、8.7mという数値にちょっと疑問を感じたので、くどくどとつまらぬことを書いてしまった。
 話は変わるが、2011年台風12号による紀伊半島豪雨により、大馬神社付近も大きな被害を受けた。
 門前を流れる川が大暴れして、神橋を押し流し、禊場も大きく破壊された。幸い禊場近くの大杉は倒壊しなかったものの、根を洗われるような状況である。
 私が訪ねたのは、それから2年と少し。まだ仮設の橋だが、普通に参詣することが出来る。(川原以外は神社に被害は無かったようだ)
 私も、いつもの家内安全等に加え、一刻も早い復旧を祈らせてもらった。
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