ページタイトル:大宮神社のモミ 当サイトのシンボルマーク

画像:大宮神社のモミ(全景) 名称 大宮神社のモミ (おおみやじんじゃのもみ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 モミ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 5.2m(注2)
推定樹齢 630年(注2)
所在地の地名 岩手県盛岡市本宮字大宮
 〃 3次メッシュコード 5941−40−19
 〃 緯度・経度 北緯39度41分01.3秒
           東経141度06分56.5秒
盛岡市指定天然記念物(1972年11月22日指定)
撮影年月日 2017年5月10日

注1)訪問の少し前、2017年3月に盛岡市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による(2009年測定値)。なお、環境省巨樹データベースには、2000年フォローアップ調査報告値として484cmの値が掲載されているが、これは1988年調査値と一致しており、少なくとも1988年より以前の数値である





 JR盛岡駅の南西、国指定史跡志波城跡(しわじょうあと)から東南東800mほどの位置に大宮神社が鎮座する。
 祭神は豊受皇大神(とようけすめおおかみ)。神社が設置した案内板には征夷大将軍坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)の創建を匂わせるような記述があるが、伝承の域を出ないものだろう。平凡社「岩手県の地名」によれば応永12年(1405)銘の鰐口が現存するらしく、少なくともそれ以前に成立していたことは確かなようだ。
 社殿の手前、駐車スペースの脇に盛岡市指定天然記念物のモミが立つ。
 僅かに傾いて立ち、樹皮には左旋回する模様が見られる。
 主幹は最上部まで残っているのかどうか、下から見た限りではよくわからないが、背も高く、樹形の美しいモミである。
 モミについても伝承があり、永徳2年(1382=弘和2年)、当地の領主が北朝方の後小松天皇即位の際に祝典を行い、自らこのモミを植えたというのである。
 上記推定樹齢はそれに基づくものと思われる。
ボタン:岩手県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る