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画像:大利白山神社の大スギ

画像:大利白山神社の大スギ(幹と並ぶ)
名称 大利白山神社の大スギ
    (おおりはくさんじんじゃのおおすぎ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スギ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 6.1m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 岐阜県加茂郡白川町坂ノ東大利
 〃 3次メッシュコード 5337−31−23
 
〃 緯度・経度 北緯35度36分17.2秒
           東経137度09分54.2秒
白川町指定天然記念物
撮影年月日 2004年8月9日

注1)設置者、設置年月とも不詳。形式から推定すると、白川町あるいは町教委が設置したと思われる
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 道の駅「東濃白川」から、国道41号を名古屋方面に向かって1kmほど走ったところが大利(おおり)。白山神社は、白川病院の後方、山裾に位置している。
 石段の両脇に、一対の大杉が立っている。このような場合、「夫婦杉」と名付けられるのが通例だが、向かって左手の方は見劣りするということで、その名が避けられたのだろうか。注連縄も向かって右の1本にだけつけられている。天然記念物指定も1本だけのようだ。
 神社は、かなり古くからあったようだ。「麻売村」と記した明応元年(1492)の棟札も現存しているという。
 大利とは、濡れ手で粟のような集落名だと思っていたが、どうやら、麻売村(おうりむら?)が後に大利村に転じたものらしい。
 ここは飛騨川が大きく蛇行するところで、狭い耕作地はあったかも知れないが、たびたび水害に見舞われることもあっただろう。山の幸に収入を頼ることが多かったのだろうなと、麻売村の名から、勝手に想像をめぐらした。
 村人の辛苦を見てきた大杉なのだろう。
 
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