ページタイトル:大清水のカツラ サイトのシンボル

画像:大清水のカツラ

画像:大清水のカツラ(幹と並ぶ)
名称 大清水のカツラ (おおしみずのかつら)
名称の典拠 なし
樹種 カツラ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 8.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 富山県富山市大清水(注2)
 
〃 3次メッシュコード 5437−62−22
 
〃 緯度・経度 北緯36度31分29.2秒
           東経137度16分44.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年5月12日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)2005年4月1日、富山市に合併。旧行政区は上新川郡大山町





 富山地方鉄道開発駅前から県道187号(荒屋敷月岡線)を南下する。だんだん山が迫ってきて、県道はいつしか黒川の谷沿いを上流に向かって遡ってゆく。最後の集落を過ぎると急に道は狭くなるが、とにかく黒川沿いにひた走る。心細い砂利道になっても、恐るるべからず。間もなく再び舗装路に変わり、道が黒川の右岸側から左岸側に移ると、そこにカツラが立っている。文字通り一本道だ。
 地図で見る限り、この先には檜峠まで人家が無さそうだ。一般車は峠の向こうは通行不可。こんな場所まで入り込む人は滅多にいないことだろう。道は狭く、すれ違い不可能だが、対向車に出会うことはなかった。
 でも、ときどきカツラに会いに来る人がいるようで、カツラの横には、ちょうど車1台入る分だけのスペースが用意してあった。
 駐車スペースの一部には草が生えている。その様子からは、近い過去に車を乗り入れた様子は窺えなかった。訪問者は、それほど多くはなさそうだ。
 私の前に訪れた方は、近くの住民だったようだ。タケノコを取りに来て、カツラの下で一休みがてら、担ぐ荷を軽くするため、皮を剥いてゆかれたようだ。
 多分、お年を召した方だったであろう。何となく光景が思い描かれて、微笑んでしまった。
 
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