ページタイトル:大玉スギ 当サイトのシンボル

画像:大玉スギ(遠景)

画像:大玉スギ_1

画像:大玉スギ_2
名称 大玉スギ (おおたますぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 34m(注2)
目通り幹囲 10.5m(注2)
推定樹齢 伝承600年(注3)
所在地の地名 山口県周南市須々万本郷(すすまほんごう)(注4)
 〃 3次メッシュコード 5131−16−39
 〃 緯度・経度 北緯34度07分05.7秒
           東経131度51分47.8秒
国指定天然記念物(1930年8月25日指定)
撮影年月日 2011年7月28日

注1)周南市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)飛龍八幡宮の創建伝承に、康暦2年(1380)の社殿創建時に、本庄と新庄の2地が競ったとある。その際、それぞれの地にスギを植え、大きく育った方に決めるということになった。その結果、新庄のこのスギに軍配が上がったとする話がある。それに基づけば、およそこれくらいになるであろう
注4)2003年4月21日、2市2町が合併して周南市誕生。旧行政区は徳山市





 徳山北高等学校の南方約700m。国道434号の北に飛龍八幡宮が鎮座している。
 神社本庁に登録された名は単に「八幡宮」だが、一般には「飛龍八幡宮」と呼ばれている(平凡社「山口県の地名」では「須々万八幡宮」)。なかなか立派な神社であり、国道を走っていて、見落とすことはまずあるまい。
 祭神は、いわゆる八幡さまである応神天皇(おうじんてんのう)、その母神功皇后(じんぐうこうごう)のほか、田心姫命(たごりひめのみこと)・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・湍津姫命(たぎつひめのみこと)の宗像3女神。
 飛龍八幡宮の創建伝承と絡むこの大杉は、向かって左手。十分に立派な体格を有し、すでに国道からも見えている。「大玉スギ」の名は、大きく発達する側枝のために、植林された杉に見られるような円錐形でなく、半球形の樹冠をもつから。
 根元への立ち入りを制限しているので、大杉に触れることは出来ないが、目通りが10mを超える大きさともなれば、近くに立つだけでも圧倒される思いがする。(私の撮影技術では、せいぜい6〜7mの大きさにしか見えないのが歯がゆい)
 樹勢も良好で、葉のつき具合も良さそうだ。
 環境省巨樹データベースによれば、2011年7月現在、山口県内では、全ての樹種を含めて、最大の巨樹である。
 
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