ページタイトル:大津山下ツ宮の椋 当サイトのシンボル

画像:大津山下ツ宮の椋_1

画像:大津山下ツ宮の椋_2
名称 大津山下ツ宮の椋
    (おおつやましもつみやのむく)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ムクノキ
樹高 20m(注2) 実際はもっと低い
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 500年(注3)
所在地の地名 熊本県玉名郡南関町関町
 〃 3次メッシュコード 4930−44−73
 〃 緯度・経度 北緯33度03分44.9秒
           東経130度32分49.7秒
熊本県指定天然記念物(1965年2月25日指定)
撮影年月日 2011年8月5日

注1)熊本県教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)上記案内板による





 今は南関第一小学校のグラウンドとなっているが、かつてここには祠堂があった。その名残りで、校地がある場所の小字名を「堂の前」というようだ。
 宝永3年(1706)、南関の関所役人井沢長秀が著した「南関紀聞」に、大津山家稜(おおつやまいえかじ)が治めていた天正(1573〜91)頃の祭礼の様子が記載されているらしい。
 本宮である大津山神社を出発した御輿は、ここで休憩。つまりこの祠堂の場所は、大津山神社のお旅所であった。「大津山下ツ宮」の名はそれに因む。(以上案内板より)
 天正の頃、すでに注目を集めるような巨木であったかどうかは疑問だが、とにかく、このムクノキが下ツ宮の最も古くからの住民であることは間違いない。
 途中から2幹に分かれており、かつては、幅の広い大きな樹冠を支えていたと思われる。(校舎の壁面に描かれているのは、その頃のムクノキの姿だろうか)
 しかし、寄る年波には勝てぬということか、支幹の片方はひどく衰弱し、わずかに1本の横枝が生命を繋ぐのみ。他方も、樹勢が万全とは言えない。今はちょっと寂しい姿。
 せっかく県の天然記念物にも指定されたのだから、なんとか長生きしてほしいものだ。
 
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