ページタイトル:大生神社のスギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:大生神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 大生神社のスギ (おおうじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.6m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 茨城県潮来市大生(おおう)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5340−74−84
 〃 緯度・経度 北緯35度59分29.6秒
           東経140度33分06.0秒
茨城県指定天然記念物(1964年7月31日、「大生神社の樹叢」の名称で境内林全体を一括指定)
撮影年月日 2015年5月17日

注1)環境省巨樹データベース(2009年調査)による
注2)2001年4月1日、行方郡内の2町が合併して潮来市誕生。旧行政区は行方郡潮来町





 カート専用サーキット「イタコモータースポーツパーク」の北方600mほどの位置に大生神社が鎮座する。(訪ねたのが日曜だったため、ゴーカートの排気音が境内に響いていた)
 大生神社は、長い参道と広い境内を持つ立派な神社だ。本殿は県指定文化財。拝殿は市指定文化財。そして、社叢は県指定天然記念物。
 案内板によると、祭神は健御雷之男神(たけみかづちのおがみ)。表記は違うが、鹿島神社と同一神である。
 大生神社の創立は古く、大和国の飯富(おふ)族が常陸に移住した際、氏神として祀ったのが始まりという(「おふ」が「おう」、そして「おおう」と転じたのだろうか?)。鹿島神は当社から鹿島神宮に遷座したとする伝説もあるようで、そのため「鹿島の本宮」と呼ばれることもあるようだ。
 社叢の木々はさまざまである。草まで数えると300余種の植物が鎮守の森を作っているという。スギは多分、人の手で植えられたのだろう。暖地性の樹木を多く含む本来の植生では、スダジイとタブノキが多い。
 標記のスギは、参道横に立つ。神木とされ、大きさでは社叢中のNo.1である。
 ほかに、目通り4.2mのカゴノキ、同じく4.3mのタブノキも目についた。
 これらについては、「少し大きめの画像」で紹介したい。 
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