ページタイトル:織島神社の楠 ロゴ:人里の巨木たち

画像:織島神社の楠(幹と並ぶ) 名称 織島神社の楠 (おりしまじんじゃのくすのき)
名称の典拠 現地の樹名板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 45m(注2)
目通り幹囲 6.7m(注2)
推定樹齢 600年(注3)
所在地の地名 佐賀県小城市三日月町織島(東分)(注4)
 〃 3次メッシュコード 4930−71−68
 〃 緯度・経度 北緯33度18分27.3秒
           東経130度13分50.1秒
小城市指定天然記念物(1979年6月2日指定)
撮影年月日 2015年3月20日

注1)設置者名・設置年月とも不詳。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)上記樹名板による
注4)2005年3月1日、小城郡内の4町が合併して小城市誕生。旧行政区は小城郡三日月町





 織島神社の鎮座地は佐賀市との市境付近。
 境内上空を長崎自動車道が横切っていて、表参道は、そこを潜る格好になる。(防音壁のない高速道路がいかにうるさいかよくわかった)
 水神の八大龍王を祀り、地元では「龍王さん」と呼ばれていたが、明治の廃仏毀釈で八大龍王が廃され、織島神社と呼ばれるようになったようだ。(いつも思うことだが、明治初頭の諸政策のなかで、廃仏毀釈ほど愚かしい行為はなかったのではないだろうか)
 境内各所にクスノキが立つ。クスノキ以外の樹種もある。
 それらのなかで、社殿の右(向かって左)に立つクスノキ(写真のクス)が最も大きい。
 すぐそばの樹名板に「三日月町指定天然記念物第一号」とある。そして根元には、「八大龍王」の石祠。
 2002年の話だが、佐賀新聞のウェブ版に、織島神社に伝わっていた浮立(ふりゅう。佐賀県を中心に、太鼓や鉦(かね)を打ち鳴らし、集団で踊る舞いのこと)が、長崎の「龍(じゃ)踊り」を参考に新趣向を加えた「三日月龍王浮立」として、60年ぶりに復活したことが報じられていた。
 きっと、クスノキも喜んでいることだろう。
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