ページタイトル:織田神社のスダジイ 当サイトのシンボルマーク

画像:織田神社のスダジイ(幹と並ぶ) 名称 織田神社のスダジイ
    (おりたじんじゃのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 不明
目通り幹囲 5.2m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福井県三方郡美浜町佐田(さた)
 〃 3次メッシュコード 5335−37−49
 〃 緯度・経度 北緯35度37分29.4秒
           東経135度59分33.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年4月1日

注1)宮誠而さん提唱の「M式」を真似て実測





 環境省巨樹データベースに、旧延喜式内社の織田神社境内の巨木が4本登録されている。クロマツ、タブノキ各1本とスダジイが2本だ。いずれも幹囲3m台なので、今までの探訪計画からは漏れていたが、近くを訪れる機会があったので訪ねてみることにした。
 目当てはクロマツ。福井県内では松枯れ病によると思われる枯死が相次いでいたので、マツを訪ねるなら、なるべく早いうちが良いと思ったのである。
 なかば予想していたとおり、やはりマツは見当たらない。しかし、社叢がなかなか魅力的に思えたので、鎮守の森散策に切り替えることにした。そして出会ったのが左図のスダジイである。
 実測幹囲は522cm。どうも環境省DBに登録されていたのとは別の個体のようだ。
 ときどきこのような予期せぬ出会いがあるのも巨木探訪の面白いところだ。
 ところで織田神社についてだが、延喜式内社だけあって、古い歴史を伝えている。創立はなんと景行天皇6年(西暦76年)だとか。主祭神は国常立尊(くにとこたちのみこと)。日本書紀で天地開闢の際に最初に出現したとされる神である。
 今でも300mある真っ直ぐな参道が目を引くが、かつてはさらに800mほど長く、海岸近くまで続いていたという。
 予想以上に立派な神社であった。
 国道27号佐田トンネル南口の近くに鎮座する。(地理院地図に「織田神社」と表記あり)
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