ページタイトル:尾所の桜 当サイトのシンボルマーク

画像:尾所の桜 名称 尾所の桜 (おそのさくら)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 ヤマザクラ
樹高 14m(注2)
目通り幹囲 5.7m(注2)
推定樹齢 530年(注2)
所在地の地名 岡山県津山市阿波尾所(注3)
 〃 3次メッシュコード 5234−60−88
 〃 緯度・経度 北緯35度14分38.2秒
           東経134度06分26.7秒
岡山県指定天然記念物(1996年4月2日指定)
撮影年月日 2022年3月25日

注1)合併前の阿波村時代に建てられたもの。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)岡山県緑化推進協会が2020年に刊行した「新 岡山の巨樹老樹名木」による
注3)2005年2月28日、津山市に合併。旧行政区は苫田郡阿波村(あばそん)





 樹名の尾所(おそ)は地名。
 落合川の谷を県道118号(加茂用瀬線)で上流に向かって北上すると、大畑集落を抜ける少し手前に案内表示があった。そこで左折。道なりに進むと、やがて正面に姿が見えてくる。
 素晴らしい大桜である。花には早いのはわかっていたが、巨木ぶりだけでも見たいと思って立ち寄ることにした。
 樹名を記した石碑の裏面に刻まれていた「由来」によれば、宝徳2年(1450)頃、『山伏が倉見越えの途中ここで休み 持っていた杖を残したまま出立した その杖が根付いて今の桜の木になったものと伝えられている』そうである。
 桜の近くに、一族の墓地らしき場所が数ヶ所ある。墓石が古くないところを見ると、墓所よりも桜の方が先輩のようだ。この桜の近くを選んで墓所としたということなのかも知れない。
 なお、この桜はもともと私有物であったが、ある時、所有者から旧阿波村に寄贈されたようだ。そのことも「由来」に書かれていた。
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