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名称 華蔵寺のモミ (けぞうじのもみ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 モミ
樹高 25m(注2) 今はもっと低い
目通り幹囲 4.9m(注2)
推定樹齢 250年(注2)
所在地の地名 岩手県陸前高田市小友町(おともちょう)字門前
〃 3次メッシュコード 5841−35−86
〃 緯度・経度 北緯38度59分27.6秒
東経141度42分24.3秒
陸前高田市指定天然記念物(1993年6月1日指定)
撮影年月日 2025年5月24日
注1)1995年3月に陸前高田市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による
小友町は大船渡市との市境近く、広田半島の付け根付近の地名である。
地理院地図の標高計測簡易ツールを使ってみると、小友町の大部分が標高10m未満。2011年の大津波ではかなり広い範囲に被害が及んだのではないだろうか。
ただし、左図のモミがある曹洞宗青龍山華蔵寺は山麓にあって、上記簡易ツールによる境内の標高は20m強。幸い、津波の被害を免れることが出来たようだ。
山門の先、右手に国指定天然記念物「華蔵寺の宝珠マツ」がある。
通常、クロマツの雌花は新しく伸びた枝の先端に2〜4個ほど付き、雄花はその付け根に複数個つくのだが、このクロマツでは雌花も新しい木梢の付け根付近に多数付く。つまり、雄花と雌花の付き方が同じなのである。とても珍しい性質だということで、昭和10年(1935)に国から天然記念物指定を受けた。
受粉後、成熟すると雌花は松ぼっくりとなるが、その姿を宝珠に見立てて「宝珠マツ」と名付けたようだ。
残念ながらそのマツは2017年に枯死してしまったが、森林総合研究所がクローンを保存していたため、それを滝沢市の東北育種場で育て、私の訪問時には華蔵寺に里帰りして初代宝珠マツの隣に植えられていた。
まだ幼木ではあるが、奇妙な性質はちゃんと受け継がれているので、天然記念物指定も解除されることなく、今はこの幼木が指定木である。(「少し大きめの画像」に写真あり)
さて、私の主目的はモミ。本堂に向かって左手、境内より一段高い墓地内に立つ。
こちらは、1993年に陸前高田市から天然記念物指定を受けた。 その後、頂部を失い、案内板の樹高データより低くなってしまったが、樹勢そのものは悪くない。
幹を隠すほどのツタの明るい緑と、モミの葉の黒々とした緑の対照が面白かった。 |
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