ページタイトル:礼髭の杉 当サイトのシンボルマーク

画像:礼髭の杉(幹と並ぶ) 名称 礼髭の杉 (れひげのすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 6.4m(注2)
推定樹齢 350年(注2)
所在地の地名 北海道松前郡福島町吉野
 〃 3次メッシュコード 6240−11−17
 〃 緯度・経度 北緯41度25分50.5秒
           東経140度13分17.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月2日

注1)北海道が設置した「記念保護樹木」の説明板に「礼髭の杉」の名前があったので…。なお礼髭はかつての村の名前らしいが、読みについて、福島町観光協会ウェブサイト中の「御用火事と吉岡峠」では「れしげ」と読んでいるので、もしかしたらそのように読むのかも知れない
注2)今田秀樹著「2018 北海道の巨樹・名木150選」による





 北海道最南端の白神岬から函館方面へ、国道228号を海岸沿いに4.5kmほど北上したところが吉野である。
 吉野には小さな漁港があり、漁港には、背後の小さな谷から小さな川が流れ込んでいる。その礼髭橋(れひげばし)から150mほど谷奥に八幡神社があって、境内に左図の大杉が立つのだが、国道からはちょっと認め難いかも知れない。
 上記案内板によれば、大杉は、寛文5年(1665)、領主村上家松前左衛門廣ェ(まつまえざえもんひろただ)が当地に八幡神社を建立した際、記念に植栽したものという。
 単幹の大杉で、幹囲は6mを超える。(環境省データベースでは7.0m)
 もともと北海道にスギは自生しない。従って、北海道の大杉は原生林内には存在せず、みな人間の生活圏にある。そう考えれば、古い時代から中央政権の影響下にあった渡島(おしま)半島南部に大杉が多く見られることも当然と言える。このスギも、間違いなく人が植えたものだ。
 多分、北海道内のスギたちのなかで、一番の大杉だろうと思われる。
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