ページタイトル:龍門寺のラカンマキ 当サイトのシンボルマーク

画像:龍門寺のラカンマキ(幹と並ぶ) 名称 龍門寺のラカンマキ
    (りゅうもんじのらかんまき)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 イヌマキ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 4.4m(注2)
推定樹齢 700〜800年(注3)
所在地の地名 石川県七尾市小島町
 〃 3次メッシュコード 5536−47−56
 〃 緯度・経度 北緯37度02分56.4秒
           東経136度57分11.5秒
七尾市指定天然記念物(1965年10月1日指定)
撮影年月日 2018年5月20日

注1)天然記念物としての名称は単に「ラカンマキ」。それでは他のラカンマキと区別できないので、このサイトでは所有者の名前を冠して呼ばせていただくことにした
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)竹垣近くの樹名板による





 七尾南湾に注ぐ御祓川(みそぎがわ)の河口近く。左岸高台に、いくつかの寺院が集まっている場所がある。寺々を結ぶ遊歩道もあり、「山の寺瞑想の道」と名付けられている。
 そのなかの一つに曹洞宗瑞雲山龍門寺がある。
 案内板によれば、総持寺の直末寺院で、開山は喜叟宗津(きそうそうしん?)。文明5年(1473)に酒見助右衛門の発願により「魚寄せ大槻木」1本で宝形型の本堂が建てられたという。(現在の本堂は宝形造りではない)
 お庫裏で許可をいただき、木戸を開けて本堂の裏手に回った。
 表からはよく見えなかったが、裏庭の一角に、市指定天然記念物の「ラカンマキ」が立っていた。
 力強い根張りから単幹で立ち上がり、上空で多くの大枝を広げている。樹冠の緑は濃い。
 樹皮の模様が緩やかに右旋回しながら大枝に至っている。幹に見える小さな瘤は、古い枝の痕だろうか。
 老木らしい威厳と樹勢の良さを兼ね備えた、なかなか素晴らしいマキの木である。
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