ページタイトル:劔神社のクヌギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:劔神社のクヌギ 名称 劔神社のクヌギ (つるぎじんじゃのくぬぎ)
名称の典拠 「ふくいの名木・名花」(注1)
樹種 クヌギ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 3.9m(注2)
推定樹齢 200年(注3)
所在地の地名 福井県鯖江市下新庄町
 〃 3次メッシュコード 5336−71−17
 〃 緯度・経度 北緯35度56分09.6秒
           東経136度12分47.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2016年4月6日

注1)福井県農林水産部森づくり課の公式サイト
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)「福井の名木・名花」による





 三里山(さんりやま、346m)から西に延びる尾根の南麓に、剱神社が鎮座する。
 主祭神は天利剱大神(あめのとつるぎのおおかみ)と経津主大神(ふつぬしのおおかみ)。相殿には思兼大神(おもいかねのおおかみ)を祀る。
 福井県で剱神社というと、越前国二宮とされる越前町織田の剱神社がまず思い出されるが、そちらの祭神は素盞嗚命(すさのおのみこと)。それに対し、こちらは、奉祀される祭神名から想像すると、剣そのものを神格化したように思われる。
 なかなか立派な神社で、一の鳥居から拝殿まで、150mほどの参道がまっすぐ延びている。本殿及び拝殿は鯖江市指定文化財(2011年3月29日指定)
 その参道の途中に、境内社である諏訪神社があり、その少し手前に左図のクヌギが立つ。
 地表付近でほぼ同じ太さの2幹に分かれている。ひょろっとした姿とも相まって少々迫力には欠けるが、傍に立ってみると、クヌギとしては、やはり相当な大きさである。
 境内には、このほかにもクヌギが数本。
 木材としての用途のほか、薪炭材料やシイタケの榾木(ほだぎ)など、利用価値が高いクヌギは、ある程度の大きさになると伐られてしまうのが普通だ。
 ここまで大きくなれたのは、神社の境内に育った故と思われる。
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