ページタイトル:境原若宮神社のクスノキ 当サイトのシンボル

画像:境原若宮神社のクスノキA
 ↑社殿の右手(向かって左)に立つクスノキ


 ↓石造の神橋近くのクスノキ
画像:境原若宮神社のクスノキB
名称 境原若宮神社のクスノキ
    (さかいばるわかみやじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 16m/18m(注1)
目通り幹囲 5.6m/5.3m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 佐賀県神埼市千代田町境原(注2)
 〃 3次メッシュコード 4930−72−18
 〃 緯度・経度 北緯33度15分52.6秒
           東経130度21分11.9秒(注3)
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年7月29日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2006年3月2日、神崎郡内の2町1村が合併して神埼市誕生。旧行政区は神埼郡千代田町
注3)これは左上図のクスノキの位置





 境内に掲示された由緒記によれば、若宮神社のもとの鎮座地は鷹取山の頂であった。天正20年(1592)には豊臣秀吉より神馬の奉献を受けたと言うから、周囲に名を轟かせる神社だったのだろう。
 その後、寛永18年(1641)、現在地に遷座するが、神馬の奉献は佐賀藩主鍋島公に引き継がれた。明治10年(1877)に至るまで、代々藩主は献馬を続けたという。
 その間、文禄3年(1594)には後陽成天皇より正一位の神階を授けられている。このことがよほど誇らしかったのか、社号を「正一位社」と称していた時代もあるようだ。(前を流れる中地江川(なかちえがわ)に架かる橋の名も「正一位橋」)
 さて、境内に目立つクスノキは2本。古びた石造神橋近くと、社殿の横手。いずれも向かって左側。
 両者はかなり樹形が異なる。互いに個性を主張し合っているようで面白い。
 いずれも樹勢は良さそうだ。いつまでも競い続けてくれることを期待したい。
 
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