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画像:逆公孫樹

画像:逆公孫樹(遠景)
道路から入沢井集落を見る。中央左、淡い緑のこんもりした樹冠が逆公孫樹
名称 逆公孫樹 (さかさいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 12m(注2)
目通り幹囲 8.3m(注2)
推定樹齢 伝承930年(注3)
所在地の地名 長野県下伊那郡大鹿村鹿塩(かしお)入沢井
 
〃 3次メッシュコード 5338−30−06
 
〃 緯度・経度 北緯35度35分38.0秒
           東経138度04分41.2秒
大鹿村指定天然記念物(1975年11月3日指定)
撮影年月日 2004年7月25日

注1)大鹿村教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)同上。ただし、同書の刊行時から10年余を経ていることから、同書の数値に10年を加えた





 塩川沿いの道から、大池パラグライダーエリアを経て、黒河牧場に至る道の途中に入沢井集落がある。
 集落の北東端に小さな御堂があり、その前に大イチョウが立っている。国土地理院の地形図では神社マークになっているが、「円通殿」の扁額が掲げられているところを見ると、どうやら観音堂らしい。
 案内板によれば、諸国行脚の途中に立ち寄った弘法大師が突き刺した杖が、この大イチョウになったという。このようなケースでは、突き刺した杖が、たまたま上下さかさまだったと伝えていることが多いのだが、ここではどうなのだろうか。(ただし、上記の伝承樹齢とこの口伝は、年代が一致しない)
 確かに、多くの下枝が下向きに伸びている。小高い石垣の縁に立っているものだから、下から見上げると、まるで覆い被さってくるかのようだ。
 背丈はそれほどでもないが、どっしり構えた、立派な大イチョウである。
 
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