ページタイトル(千光寺の五本杉) サイトのシンボル

画像:千光寺の五本杉(全景)

画像:千光寺の五本杉(幹と並ぶ)
名称 千光寺の五本杉 (せんこうじのごほんすぎ)
名称の典拠 「日本の天然記念物」(注1)
樹種 スギ
樹高 50m(注2)
目通り幹囲 12.1m(注2)
推定樹齢 1200年(注3)
所在地の地名 岐阜県高山市丹生川町下保(しもぼ)(注4)
 
〃 3次メッシュコード 5437−22−23
 
〃 緯度・経度 北緯36度11分10.8秒
           東経137度17分27.2秒
国指定天然記念物(1929年4月2日指定)
撮影年月日 2003年7月28日

注1)1995年に講談社から刊行。ただし、同書には「千光寺の五本スギ」とカタカナで記され、多分それが正式な指定名称と思われるが、現地の巨大な案内板(設置者不詳)には単に「五本杉」とあった。国が命名する際、名に含まれる種名の扱いはカタカナに統一されているようだ。しかし、カタカナは主に学問的な意味で和名を表す際に用いるのであり、古来より固有名詞的に用いられてきた名にはそぐわないと、私には思われる。標記の名称は両者を折衷したもの
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)現地の案内板による。が、実際はもっと若いのではなかろうか
注4)2005年2月1日、大野郡7町村と吉城郡2町村が高山市に編入合併。旧行政区は大野郡丹生川村





 袈裟山千光寺は平城天皇(へいぜいてんのう、在位806〜809)の皇子真如法親王が勅願によって創建したと伝える古刹。戦国の兵火にかかって永禄7年(1574)に焼失したが、金森長近が再興した。再興7世俊乗の知遇を得た円空が滞在して、多数の木像を残していったことでも知られる。(そのうちの両面宿儺は旧丹生川村のシンボル的な像となっている)
 麓から山上の千光寺まで、自動車が通れる道が開かれている。その道を上って行く途中に五本杉の案内が出ている。車窓からも五本杉の姿が見える。樹勢よく、幹の美しさ、背の高さも惚れ惚れするほどだ。
 道からは少し離れているのだが、立派な遊歩道が整備されているので、普通の履き物でも大丈夫。木の近くに立ってその息吹を感じると、あらためて巨大さに圧倒される。自分が空間的にも時間的にも、いかにちっぽけな生き物であるかが身にしみる。
 
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