ページタイトル:志賀神社のクスノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:志賀神社のクスノキ 名称 志賀神社のクスノキ (しがじんじゃのくすのき)
名称の典拠 現地の樹名板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 5.4m(注2)
推定樹齢 800年(注2)
所在地の地名 佐賀県佐賀市川副町早津江(注3)
 〃 3次メッシュコード 4930−62−47
 〃 緯度・経度 北緯33度12分29.1秒
           東経130度20分15.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年3月19日

注1)設置者名・設置年月とも不詳(ただし、佐賀県のシンボルマークがあることから、公的な組織が設置したと思われる)
注2)上記樹名板より
注3)2007年10月1日、佐賀市に合併。旧行政区は佐賀郡川副町





 早津江川(はやつえがわ。筑後川の分流)右岸、福岡県との県境の橋である早津江橋から上流側へ600mほどのところに、佐野常民記念館がある。
 佐野常民(さのつねたみ)は、文政5年(1822)、ここ早津江に生まれた。多才な人物で、その業績は枚挙に暇(いとま)がないほどだが、最もよく知られるのは、日本赤十字社の生みの親だということだろう。
 佐野常民記念館の西250mほどの位置に、志賀神社がある。主祭神は、上筒男命(うわつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、底筒男命(そこつつのおのみこと)の3柱。航海安全に関わる海の神様である。いわゆる住吉三神だが、ここでは「志賀大神」と称している。
 日本最初の実用蒸気船凌風丸の建造に先立ち、佐賀藩主鍋島直正が志賀神社に大願成就を祈願した。(凌風丸は軍用を目的として作られたため?)神社ではここを「日本海軍発祥の地」としているようだ。(案内板より)
 その凌風丸建造に、海軍創設を藩主に進言した佐野常民も関わっている。
 さて、クスノキだが、本殿の真後ろに立っている。
 内部はすっかり空洞化しているようだが、人工物で塞がれていて、中は見えない。
 佐賀市から保存樹指定を受けている。
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