ページタイトル:島尻の大カヤ 当サイトのシンボル

画像:島尻の大カヤ(幹と並ぶ)

画像:島尻の大カヤの横を通る身延線電車
 大カヤのすぐ横を身延線の電車が通る
名称 島尻の大カヤ (しまじりのおおかや)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 カヤ
樹高 17m(注1)
目通り幹囲 6.2m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 山梨県南巨摩郡南部町内船(島尻)
 〃 3次メッシュコード 5238−73−27
 〃 緯度・経度 北緯35度16分35.9秒
           東経138度28分09.4秒
山梨県指定天然記念物(1986年3月19日指定)
撮影年月日 2011年5月21日

注1)山梨県林業研究会「山梨の巨樹・名木100選」の巻末データによる





 富士川左岸、南部町役場があるあたりは、ほんの少しだけ谷が広くなっている。その南端の集落が島尻である。
 県天然記念物の大カヤは、旧家の裏庭のような所に立っている。立派な樹冠が県道10号(富士川身延線)からも見える。
 JR内船駅の南で、集落の山側を南北に貫く道路に入る。この道路から大カヤのところまで小道がついている。カヤは私有物であるが、自由に見学可ということなのだろう(私も無断で見学させていただいた)。ただし、小道付近には駐車スペースがないので、少し離れた場所に車を停めて歩いた。
 単幹のカヤである。老カヤ独特の深い凹凸のある幹模様が縦に走っている。なかなかの面構えだ。見た感じ、データほどの太さはないように思ったが、測定したわけでないので、確かなことは言えない。いわゆる庭木の1本として、周囲の雑草や灌木などはきちんと整理されている。家人から大切にされているのだろう。
 細い小道を挟んだ反対側は、JR身延線の敷地である。山岳路線だから、決して猛スピードで走り抜けるというわけではないのだが、カヤの木のところまで電車の風圧が感じられる。
 従って、電車の車窓からも見えるはずだが、あまりに近すぎて一瞬の出来事となろう。意外に知る人は少ないかも知れない。
 
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