ページタイトル:下野八幡宮の逆杉 当サイトのシンボル

画像:下野八幡宮の逆杉(幹と並ぶ)


画像:下野八幡宮の逆杉
名称 下野八幡宮の逆杉
    (しものはちまんぐうのさかさすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 37m(注1)
目通り幹囲 7.2m(注1)
推定樹齢 伝承800年(注2)
所在地の地名 宮崎県西臼杵郡高千穂町下野
 〃 3次メッシュコード 4931−02−94
 〃 緯度・経度 北緯32度44分41.3秒
           東経131度18分28.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年7月30日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)高千穂町観光協会が設置した案内板による





 「さかさスギ」と名付けられるスギには2つのタイプがある。
 一つは、上方に向かうべき幹や枝先が下垂するタイプ。枝垂れスギなどと呼ばれることもある。
 もう一つは、下垂はしないのだが、途中から多数幹に分かれるなどして、根元よりもむしろ幹の途中が太くなっているタイプ。この場合は支幹や枝を根に置き換えてみた方が、本来のスギのシルエットに近いと考えられたわけだ。
 このスギの場合は、後者。
 左図を見て、大杉をいったん引き抜き、その後、上下逆さにしてから、また地面に差し込んだように見えないだろうか。枝分かれした支幹が根というわけである。
 大分県北部の山間地には、那須大八郎宗久に関わる話がいくつも残る。大八郎は、1185年の壇ノ浦合戦に敗れた平家の残党を討つため、鎌倉幕府から派遣された追討使である。
 討伐に赴く途中、ここ下野の八幡神社で任務の完遂を祈願し、大八郎自ら杉穂を逆さに挿した。それがこの逆杉だということである。(案内板を参考)
 
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