ページタイトル:下武石の一本サワラ 当サイトのシンボルマーク

画像:下武石の一本サワラ(幹と並ぶ) 名称 下武石の一本サワラ
    (しもたけしのいっぽんさわら)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 サワラ
樹高 14m(注2)
目通り幹囲 5.1m(注3)
推定樹齢 450年(注4)
所在地の地名 長野県上田市下武石(注5)
 〃 3次メッシュコード 5438−31−39
 〃 緯度・経度 北緯36度17分05.6秒
           東経138度14分07.1秒
上田市指定天然記念物(1972年4月27日指定)
撮影年月日 2017年9月3日

注1)上田市教育委員会が設置した案内板に「一本サワラとして村人から親しまれて来ている」とあったことから
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)地表面から1.3mの高さにおける幹囲を実測
注4)案内板より
注5)2006年3月6日、松本市に合併。旧行政区は小県郡武石村





 武石公園の南、七ヶ(しちか)公民館近くの交差点に立つサワラ。(「鳥居前」バス停のところ)
 天然記念物としての名前は「大宮諏訪神社のサワラの木」。横に立つ鳥居の額にも「大宮諏訪神社」と記されている。
 どうやら、ここから北に300mほど、台地を背にして鎮座する神社が大宮諏訪神社らしいのだが、グーグル地図やマピオンには日吉神社とあって紛らわしい。ここは神社の参道入口にあたるのだろう。
 案内板によると、かつては28mの樹高を誇っていたが、台風によって上部に亀裂が生じて危険になったため、その部分を切ったということである。幹囲に比して樹高が低いのはそのため。
 周囲を玉垣で囲まれているので、隙間から手を差し入れながら、やっとのことで幹囲を測定した。案内板の数値4.6mが天然記念物指定当時の値だとすれば、それから45年を経て、今は5mを超えている。頂部は失っても、幹囲は着実に増えているようだ。
 ところで、この垣が傷んで修理することになったならば、次はもっと簡素な物になさったらどうだろうか。測定に苦労したからというのでなく、根元付近がよく見えた方が、巨木の風格がしっかり感じられるように思うからである。
ボタン:長野県(東信)の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る