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画像:新田本陣の大けやき

画像:新田本陣の大けやき(幹と並ぶ)
名称 新田本陣の大けやき
    (しんでんほんじんのおおけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 32m(注2)
目通り幹囲 6.4m(注2) 実際はずっと大きい
推定樹齢 600年(注3)
所在地の地名 群馬県吾妻郡高山村中山字新田
 
〃 3次メッシュコード 5438−77−56
 
〃 緯度・経度 北緯36度37分43.0秒
           東経138度57分23.7秒
高山村指定天然記念物(1989年11月30日指定)
撮影年月日 2005年9月18日

注1)1994年3月に高山村教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による
注3)現地の案内板による





 今はバイパスが切れて、県道の位置が変わってしまったが、旧県道が国道145号と交叉する地点の近くに、三国街道時代の本陣跡がある。
 800mほど東には本宿の名が見える。中山宿は本宿と新田宿の2つに分かれ、どちらにも本陣があった。
 訪ねたのは新田本陣の方。立派な門構えが往時を偲ばせる。
 日曜の朝早い時間だったので少し躊躇したが、思い切ってケヤキの見学の許しを請うた。不作法な願いにもかかわらず、快いお返事で応じてくださった。
 大ケヤキはお庭の先、お屋敷の最奥部に立っていた。
 ご覧の通りの立派な体格で、主幹もかなり上までしっかり伸びている。特に何か手当てをしたということではなく、自然のままに育った印象を受けた。ここが気に入っているのだろう。
 推定樹齢が正しければ、戦国の世からずっと生き続けてきたことになる。
 門前の案内板には、文久3年(1863)、佐渡送りの罪人を乗せた唐丸籠が89挺も通ったことが記されている。
 さまざまな出来事に一喜一憂する人の世を、じっと眺めてきたケヤキなのである。
 
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