ページタイトル:針谷寺のスダジイ ロゴ:人里の巨木たち

画像:針谷寺のスダジイ 名称 針谷寺のスダジイ (しんこくじのすだじい)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 スダジイ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 6.7m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 千葉県長生郡長柄町針ヶ谷(はりがや)
 〃 3次メッシュコード 5340−11−16
 〃 緯度・経度 北緯35度25分54秒
           東経140度12分30秒
長柄町指定天然記念物
撮影年月日 2014年5月16日

注1)天然記念物指定名称は「針谷寺 椎の古木」(「針谷寺」の読み方については未確認)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による





 県道13号(市原茂原線)と同147号(長柄大多喜線)。2つの県道の重複区間が始まる地点のすぐ西に、日蓮宗針谷寺がある。
 針谷寺が建つ位置は、東西に延びる谷に向かって北から舌状に延びてきた丘陵の先端部にあたる。谷を吹き抜ける風の通り道に寺があって、強風に悩まされることが多かったのだろう。慶安元年(1647)に、防風ならびに防火(飛んでくる火の粉を遮る)のため、周辺に植樹したことが過去帳の記録にあるらしい。(長柄町公式ウェブページによる)
 このシイは、そのときの生き残りなのだろうか。だとすれば樹齢は約370年ということになる。(上記ウェブページではシイはさらに古く、樹齢約500年だとしている)
 境内を見回して、最も大きいと思われる個体が左図のシイである。しかし、7m近くの幹囲があるようには見えない。近くに、天然記念物であることを示す案内板や標柱の類も見当たらない。本当にこの木なのだろうか。
 2014年5月現在、上記長柄町公式サイトに天然記念物として載っているのだから、間違いないとは思うのだが、もしかして、既に失われてしまったのかも知れない。
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