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画像:塩貝の大カヤ

画像:塩貝の大カヤ
名称 塩貝の大カヤ (しおがいのおおかや)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カヤ
樹高 24m(注2)
目通り幹囲 7.7m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 福島県双葉郡楢葉町上繁岡字塩貝
 
〃 3次メッシュコード 5540−77−77
 
〃 緯度・経度 北緯37度18分54.4秒
           東経140度58分12.8秒
楢葉町指定天然記念物(1974年9月20日指定)(注4)
撮影年月日 2005年5月22日

注1)2000年5月に楢葉町教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)現地の案内板による
注4)その後、2006年4月7日、福島県指定天然記念物となった(2011.11.3追記)





 県道35号(いわき浪江線)沿い、富岡町との境界付近に塩貝の集落がある。
 そのなかの1軒、坂本さんのお屋敷裏手に大カヤが立っている。
 ちょうど坂本さんが畑に出ておられたので、見学の許しを請うと、わざわざ作業の手を休めて、案内してくださった。
 道路からは樹冠が少し見えるだけだが、傍らに立つと圧倒される。予想を遙かに超える偉容であった。
 もとは3本のカヤが直線上、等間隔に並んでいた。戦後、家に一番近い1本を残して、残りの2本は伐採された。建築材として用いるためだった。伐採された方は、これよりもさらに大木だったとおっしゃる。
 今年の大雪であの枝が折れたと、指さして説明してくださった。確かに、中くらいの太さの大枝が1本、鋸で切断されている。これだけたくさん枝があるうちの1本と思うのは、部外者の故なのだろう。枝の1本1本にまで細やかな愛情が注がれていることに感じ入った。
 2002年刊行のフォローアップ調査報告書(環境省)で、全国第6位とされている大カヤである。
 
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