ページタイトル:白峰宮のクスノキ 当サイトのシンボル

画像:白峰宮のクスノキ

画像:白峰宮のクスノキ(全景)
名称 白峰宮のクスノキ (しらみねぐうのくすのき)
名称の典拠 「香川の保存木」指定名称
樹種 クスノキ
樹高 24m(注1)
目通り幹囲 5.8m(注1)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 香川県坂出市西庄町八十場
 〃 3次メッシュコード 5133−37−60
 〃 緯度・経度 北緯34度18分40.5秒
           東経133度52分56.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年3月26日

注1)香川県公式WEBサイトの一つ「香川の古木・巨樹」による(2011年5月25日調査値)
注2)樹下に設置された樹名板による(多分、白峰宮が設置)





 参道入口の鳥居額には社号が記されているのが普通だ。ところが、白峰宮では、朱塗りの鳥居に、「崇徳天皇(すとくてんのう)」と記されている。ここは崇徳天皇(崇徳上皇)と関係が深い場所なのだ。
 保元の乱(1156)により、讃岐に流された崇徳上皇は、二度と京都の土を踏むことなく、長寛2年(1164)、配流地で亡くなった。上皇の遺体は、京からの沙汰を待つ間、ここ八十場(やそば)に湧く野沢井の冷水に浸し置かれたと伝えられている。(後白河院がその死を冷たくあしらったのは、よく知られることである)
 国司による白峰山での荼毘の後、野沢井のあたりで毎夜神光が見えたことから、そこに「明の宮(あかりのみや)」という小祠を建てた。それが白峰宮の始まりという。(平凡社「香川県の地名」による)
 なお、隣には白峰宮(崇徳天皇社)の別当寺として摩尼珠院(まにしゅいん)があり、四国八十八箇所霊場の第79番札所だったが、明治の神仏分離で摩尼珠院は廃され、札所はその末寺高照院に受け継がれた。(その後、天皇寺と称するようになった)
 クスノキの話が遅くなった。
 クスノキは、拝殿に向かって右手。境内の端に立っている。周囲に高木がないので、上から下まで満遍なく枝をつけ、丸い樹冠を戴いている。
 訪問時現在、何故か、環境省巨樹データベースから漏れている。
 
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