ページタイトル:菅内のクスノキ 当サイトのシンボル

画像:菅内のクスノキ(幹と並ぶ) 名称 菅内のクスノキ (すげうちのくすのき)
名称の典拠 「やまぐち祈りの108樹
樹種 クスノキ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 9.9m(注1)
推定樹齢 600年以上(注2)
所在地の地名 山口県山口市大内御堀(菅内)
 〃 3次メッシュコード 5131−14−60
 〃 緯度・経度 北緯34度08分14.5秒
           東経131度29分55.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2017年3月30日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)「やまぐち祈りの108樹」による





 山口市は、昔、守護大名大内氏の本拠地であった。
 その時代を記憶するためか、仁保川(にほがわ)および問田川(といだがわ)流域には大内のつく地名が多数見られる。(大内小京都という地名もある)
 大内御堀(おおうちみほり)もその一つ。
 左図のクスノキが立つのは、地図上で言うと、県道194号(山口秋穂線)沿いにある菅内幼稚園の南西約300m地点。生活道路同士の交差点のそば。すぐ近くに橋があるのだが、これがガードレールを欄干代わりの簡素な橋で、川の名前も橋の名前も確認できなかった。
 フリーペーパー「サンデー山口」のウェブページによると、このクスノキは、「大内弘幸(おおうちひろゆき)の家臣で、問田小野保を所領していた小野和泉守、平弘兼(たいらのひろかね)が植えたといわれ」ているらしい。
 かなりの古木のようで、かつての主幹はすっかり失われ、今は周縁部が残るのみ。
 でも、どっこい、しっかり生きている。
 いつもながら、植物の生命力の強さには恐れ入る。
 空洞内に納められた石祠は、弁天様だそうである。
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