名称　杉の糸桜　（すぎのいとざくら） 名称の典拠　現地の案内板（注1） 樹種　エドヒガン 樹高　６ｍ（注2） 目通り幹囲　３．２ｍ（注2） 推定樹齢　伝承４００年以上（注2） 所在地の地名　福島県河沼郡会津坂下町舟窪字北杉大道 　〃　３次メッシュコード　５６３９−２６−７４ 　〃　緯度・経度　北緯３７度３３分４２秒 　　　　　　　　　　　東経１３９度４７分５７秒 会津坂下町指定天然記念物（１９７４年２月１１日指定） 撮影年月日　２０１０年４月３０日 注1）会津坂下町教育委員会が設置（設置年月不詳） 注2）上記案内板による 　真言宗医王山薬王寺境内、本堂と墓地の間に立つシダレザクラ。「会津五桜」の一つということで、花期には沢山の観光客が訪れる。 　「新編会津風土記」によると、天正年中（1573〜92）に植えられた２株のうちの１本なのだという。 　樹勢はあまりよくなさそうだ。幹のあちこちが人工物で充填され、多くの支柱の助けでやっと枝を維持しているといった感じ。同じ福島県内、中通りのシダレザクラたちと比べると、かなりみすぼらしい姿である。 　会津にも美しいサクラはたくさんあるのだが、不思議なことに、シダレザクラの巨木はないようだ。会津では、シダレザクラは育ちにくいのだろうか。 　このサクラは、貴重なシダレザクラなのである。