ページタイトル:高家のクスノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:高家のクスノキ

画像:高家のクスノキ(樹冠)
名称 高家のクスノキ (たいえのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 14m(注1)
目通り幹囲 6.3m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 和歌山県日高郡日高町高家
 〃 3次メッシュコード 5035−71−11
 〃 緯度・経度 北緯33度55分44.8秒
           東経135度08分13.5秒
日高町指定天然記念物(1973年6月9日指定))
撮影年月日 2014年3月21日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による





 JR紀勢本線紀伊内原駅の北西約900m。大字高家(たいえ)の旧家のお庭に立つクスノキ。近くまで達すると、姿の良い丸く大きな樹冠がよく見える。
 突然お邪魔してクスノキを見せてくれという図々しい訪問者に対し、ご主人は快諾して下さったばかりか、わざわざクスノキのところまで案内して下さった。この場を借りて、改めてお礼申し上げたい。
 日高町公式HPからの孫引きで恐縮だが、天保10年(1829)に完成した「紀伊続風土記」にこのクスノキのことが載っており、『元禄七年(1694)玉置八郎右衛門の家に楠木の切株を穿ちたる井筒あり、その木より芽を出し二股になれり、大きさ一丈七尺許(約5.1m)あり、三百年余になれりといい伝う』とあるらしい。
 芽吹いた部分が手頃な大きさになると、そこに滑車でも取り付けたのだろう。ご主人の説明では、釣瓶(つるべ)の支えとしていた木が成長したと伝承されているそうだ。
 祠がある石組の下に古井戸があったのだろうか。
 お屋敷の裏山に、クスノキの若木が多く見られる。
 これらは、このクスノキの実を食べた小鳥たちが運んだ種が育ったということであった。
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