ページタイトル:高崎公園のハクモクレン ロゴ:人里の巨木たち

画像:高崎公園のハクモクレン 名称 高崎公園のハクモクレン
    (たかさきこうえんのはくもくれん)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 ハクモクレン
樹高 14m(注2)
目通り幹囲 4m(注2)
推定樹齢 伝承約400年(注3)
所在地の地名 群馬県高崎市宮元町
 〃 3次メッシュコード 5439−30−80
 〃 緯度・経度 北緯36度19分12.9秒
           東経139度00分07.4秒
群馬県指定天然記念物(1952年11月11日指定)
撮影年月日 2016年10月15日


注1)天然記念物指定名称は単に「ハクモクレン」
注2)群馬県教育委員会と高崎市教育委員会が連名で設置した案内板(設置年月不詳)による
注3)元和5年(1619)に植えられたと伝えられていることから





 烏川(からすがわ)左岸、高崎市役所があるあたりは、かつての高崎城の跡である。
 高崎城は、慶長3年(1598)、徳川家康の命を受けた井伊直政によって築城された。郭内だけでも5万坪を超える広大な城郭だったらしい。今も三の丸外囲の土塁と堀、乾櫓(いぬいやぐら)、東門が残っている。
 関ヶ原の合戦(1600)後、井伊直政は近江に移封され、以来、多くの譜代大名が入れ替わりに城主を務めた。
 その一人、安藤重信は元和5年(1619)に高崎城主となる。その際、堀を隔てた南側に、菩提寺の川島山良善寺を建立。現在の高崎公園の場所である。
 このハクモクレンは、良善寺建立の際に、庭に植えられたとされている。
 立ち上がって間もなく複数幹に分かれていて、失われた幹もあるが、今も元気そうな4支幹が残っている。
 4月上旬には、きっと見事な花を咲かせてくれるだろうと思われる。
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