ページタイトル:竹の熊の大ケヤキ 当サイトのシンボル

画像:竹の熊の大ケヤキ(幹と並ぶ)

名称 竹の熊の大ケヤキ
    (たけのくまのおおけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 33m(注2)
目通り幹囲 12.6m(注2)
推定樹齢 伝承1000年以上(注3)
所在地の地名 熊本県阿蘇郡南小国町赤馬場(竹の熊)
 〃 3次メッシュコード 4931−50−06
 〃 緯度・経度 北緯33度05分26.8秒
           東経131度04分33.3秒
国指定天然記念物(1935年6月7日指定)
撮影年月日 2009年7月31日

注1)1988年3月に熊本県教育委員会が設置
注2)環境省データベース(2003年調査)より
注3)上記案内板による





 滋賀瀬川左岸、竹の熊集落の中央に天満宮があり、そこに、国天然記念物の大ケヤキが立っている。ケヤキは背が高く、右岸を走る県道40号(南小国波野線)からもよく見える。
 天然記念物指定を受ける少し前、昭和5年(1930)から6年にかけて、このケヤキをめぐる裁判があった。
 講談社「日本の天然記念物」によれば、明治時代における天満宮の氏子は13名。ケヤキは氏子の共有物だった。昭和初期、伐採の話が持ち上がり、氏子は賛成派と反対派に分かれた。よくあることである。普通はなんとか折り合いを付けて決着を見るものだが、当地では双方譲らず、ついに裁判にまでなったということである。
 裁判の結果は、ご覧の通り。九州第一の幹囲を有する大ケヤキは、伐られずに生き続けることが出来た。
 お訪ねの際は、近くに駐車スペースがないので注意。
 
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