ページタイトル:玉澄さんの大楠 当サイトのシンボル

画像:玉澄さんの大楠(幹と並ぶ)

画像:玉澄さんの大楠(遠景)
名称 玉澄さんの大楠 (たまずみさんのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 10.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 愛媛県今治市別名(べつみょう)
 〃 3次メッシュコード 5132−07−48
 〃 緯度・経度 北緯34度02分39.1秒
           東経132度58分24.4秒
愛媛県指定天然記念物(1959年3月31日指定)
撮影年月日 2013年5月22日

注1)愛媛県教育委員会が設置した案内板には「大楠(玉澄さんの大楠)」とあった。ただし、天然記念物指定名称は「大クスノキ」とカタカナが正しい。また「玉澄」の読み方については「たますみ」と濁らずに読んでいるものもあるが、ここでは愛媛県教委の公式ページに載るルビに従った
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による





 市立日高小学校の南西約300m、建物に囲まれた空間に、大きなクスノキが立っている。
 樹名の玉澄さんは、越智玉澄(おちのたまずみ)のこと。越智郡の大領(だいりょう)として、このあたりを広く統治した人物である。のち、伊予国河野郷を拠点とし、河野氏を名乗るようになったようだ(河野氏の始祖)。
 クスノキが立つ場所は、その墓所だという。その際に墓標としてクスノキが植えられたとする伝承があるらしい(愛媛県教委のウェブサイトより)。越智玉澄が没したのは8世紀の初め頃のようだから、伝承樹齢は1300年ということになろうか。
 上記の幹囲は、株立ち全体の輪郭を測ったものだろうか。環境庁資料には、主幹は7.9mだともある。ただし、上図の角度から見れば、全体としての統一感はある。
 根元近くで多数幹に分かれ、それらが協力して、半球形の大きな樹冠を戴いている。
 周囲に背の高い建物がなく、少し離れてもよく見える。
 
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