ページタイトル:円通寺の一本桜 当サイトのシンボルマーク

画像:円通寺の一本桜 名称 円通寺の一本桜
    (えんつうじのいっぽんざくら)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 3.7m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 岡山県苫田郡鏡野町寺和田(上村)
 〃 3次メッシュコード 5233−57−56
 〃 緯度・経度 北緯35度08分04.9秒
           東経133度57分20.4秒
鏡野町指定天然記念物(1981年4月1日指定)
撮影年月日 2022年3月31日

注1)鏡野町教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 円通寺を訪ねた目的は「寿の松」だったのだが、参道の途中にエドヒガンの老巨木があった。ちょうど花も咲いていた。予期せぬ出会いである。
 「一本桜」と呼ばれているらしい。
 円通寺は広い境内を持ち、樹木も多数、桜だって何本もある。この桜からほど近いところにもある。なのに何故「一本桜」なのだろうか。
 境内の桜は多いが、ほかの桜はみな若そうだ。この桜のみが図抜けて高樹齢のように思われる。ほかに並ぶ桜がないという意味で一本桜なのだろうか。それとも、昭和の初め頃までは、桜が本当に1本しか無かったのだろうか。命名の経緯は知らないが、なんとなくこの桜に対する敬意を感ずる名前のように思われる。
 老齢ゆえか、かなり傷みがひどい。左図からはわかりにくいが、幹の内部はまったくの伽藍堂で、皮一枚で立っている状況である。支えが無ければ今にも倒れてしまいそうだ。
 それでも健気に花をつけている。
 せいぜい長生きして欲しいと願わずにはいられない。
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