ページタイトル:戸出吉住熊野神社のスギ サイトのシンボル

画像:戸出吉住熊野神社のスギ

画像:戸出吉住熊野神社のスギ(全景)
名称 戸出吉住熊野神社のスギ
    (といでよしずみくまのじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 24m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 富山県高岡市戸出吉住
 
〃 3次メッシュコード 5536−07−19
 
〃 緯度・経度 北緯36度40分41.7秒
           東経136度59分43.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年5月12日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による





 熊野神社は庄川左岸、県道40号沿いに鎮座している。社名は「熊野神社」だが、神社本庁提供のリストを見ると高岡市内には熊野神社が3社あるようなので、区別するため、勝手に地名を冠させてもらった。
 鳥居を潜って、参道を進むと、拝殿の手前、向かって右手に1本、拝殿のすぐ右手(向かって左)に1本。合わせて2本の大杉が見える。2本はほぼ同サイズだが、前者の方が若干太いようだ。
 訪れたのは朝の6時過ぎ。隣接する広場では、元気なお年寄りたちが、ゲートボールのグループとペタンクのグループに分かれて、朝のスポーツを楽しんでおられた。
 1人の方が近づいて来られて、私に「いつ切るのか」と尋ねられた。枯枝が目立つようになったので、近々枝を整理することになっているらしい。業者が下調べに来たかと間違えられてしまった。
 その方のお話では、以前は大杉がもう1本あったという。そのあたりだ、と馬の像が設置されている辺りを指さして教えて下さった。
 境内に玉垣造営記念碑がある。伺ったお話と呼応するように、それには、樹勢の弱った大杉を伐採、それを売って得たものを基金とし、寄付金と合わせて玉垣を造営した旨が記載されている。記念碑の設置が昭和54年(1979)だから、その少し前のことだろうか。
 残された大杉は、幸い元気そうだ。
 神社が子供の遊び場でなくなってしまった今、いつまで長生きしてくれることだろうか。
 
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