ページタイトル:時安深草天神社のスギ 当サイトのシンボル

画像:時安深草天神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 時安深草天神社のスギ
    (ときやすふかくさてんじんしゃのすぎ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 スギ
樹高 33m(注1)
目通り幹囲 6.4m(注1)
推定樹齢 700年(注2)
所在地の地名 広島県神石郡神石高原町時安(注3)
 〃 3次メッシュコード 5233−02−16
 〃 緯度・経度 北緯34度41分04.6秒
           東経133度19分32.6秒
神石高原町指定天然記念物(1976年5月1日指定)
撮影年月日 2013年5月23日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)現地の案内板による(天然記念物指定を受けて旧三和町が設置?)
注3)2004年11月5日、神石郡内の3町1村が合併して神石高原町が誕生。旧行政区は神石郡三和町





 小田川の支流下原川上流部、佐草(さくさ)集落から南に少し離れて深草山天神社が鎮座する。
 神社が掲げた案内板によれば、長保4年(1002)、佐草山頂に太宰府天満宮より分霊を勧請したことに始まる。
 文安(1444〜48)の頃、ここから南にあたる現岡山県笠岡沖を航行する漁船が頻繁に沈んだ。祈祷したところ、佐草山に鎮座する菅原道真公の祟りとの託宣があった。そこで、笠岡漁民に懇願されて御神体を鎖で縛ってみたが、一向に解決しない。再度の笠岡漁民の懇請により、現在地に遷座することになったようだ。(笠岡の人たちは社殿の新築費用についても寄付したらしい)。さらに、ここから分霊して笠岡にも祀ったという。(その結果については記述がないが、きっと、それで漁民の難儀は収まったのだろう)
 神社のそんな由緒を知ると、この大杉の姿にも、菅公の怒りが表れているように思われる。野性的な、力強い姿の大杉である。
 神社とは道を挟んで反対側。広い駐車場の最奥部に立っている。
 
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