ページタイトル:徳楽寺のシダレヤナギ 当サイトのシンボル

画像:徳楽寺のシダレヤナギ 名称 徳楽寺のシダレヤナギ
    (とくらくじのしだれやなぎ)
名称の典拠 なし
樹種 シダレヤナギ
樹高 24m(注1) 今はもっと低い
目通り幹囲 3.9m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 岩手県九戸郡軽米町軽米(かるまい)
 〃 3次メッシュコード 6041−33−87
 〃 緯度・経度 北緯40度19分16.2秒
           東経141度28分12.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2025年5月22日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 八戸自動車道軽米インターチェンジから東南東に約2km、雪谷川(ゆきやがわ)左岸。二戸消防署軽米分署から道を1本挟んだ北隣に曹洞宗医王山徳楽寺がある。江戸時代まではここが軽米町の南端だったらしい。
 平凡社「日本歴史地名大系」によると、寺伝では永禄元年(1558)に青森県三戸郡南部町の法光寺5世久山舜柱が開山。15年後の天正元年(1573)に2世禅安長吉が伽藍を建立して本格的に曹洞宗寺院としてスタートしたという。
 その一方で、寺蔵の薬師如来坐像等2点が岩手県から文化財指定を受けていて、造像年代は平安時代と推測されている。(「いわての文化情報大事典」による)
 鎌倉時代に新仏教が興って後、その興隆に反比例するように旧仏教が廃れていった。都から離れた地方で顕著だったように思う。
 ここもそうだったのだろう。荒廃しきった旧仏教の寺を曹洞宗として再興したが、古い仏像については破棄せず、本堂とは別に建物を造り、その中でずっと守ってきた。徳楽寺境内には本堂(一般に曹洞宗寺院の本尊は釈迦如来)から少し離れて薬師堂(「瑠璃殿」)がある。
 開山と伽藍建立の時期が違うのは、曹洞宗として再出発する権利を獲得したのが1558年、その後、後援者と資金が確保でき、伽藍が完成したのが1573年ということではなかろうか。曹洞宗では、実質的な1世が師を開山とし、自身は2世を名乗ることはよくある。
 前置きが長くなった。
 さて、シダレヤナギである。
 山門と本堂の間、参道のすぐ横(本堂に向かって左)に立つ。立ち位置から見て、植栽された木であることは名違いないと思われる。
 誰がどんな理由で植えたのだろうか。知りたいところではあるが…。
 かつてはもっと背が高かったようだが、その後、主幹を途中で失ってしまった。でも樹姿に惨めさはなく、今もどっしり立っている印象を受ける。幹囲も今は4mを超えているのは確実と思う。
 なお、環境省巨樹データベースでは幹囲560cmのカツラもあることになっているのだが、残念ながら見つけることが出来なかった。
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