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画像:峠の赤松

画像:峠の赤松(幹と並ぶ)
名称 峠の赤松 (とうげのあかまつ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 アカマツ
樹高 21m(注2)
目通り幹囲 6.3m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県下伊那郡松川町生田上峠
 
〃 3次メッシュコード 5337−37−08
 
〃 緯度・経度 北緯35度35分25秒
           東経137度58分51秒(注3)
松川町指定天然記念物(1981年11月1日指定)
撮影年月日 2004年7月24日

注1)松川町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)八十二文化財団のホームページ「長野県の文化財」(長野県教育委員会監修)による
注3)地図上での記憶と、記録してきた緯度・経度データが東西に300mほどずれている。多分、ここだと思うのだが・・・。いずれにしても、この近くであることは間違いない





 県道22号(松川大鹿線)の最高部付近から北にかけて、峠集落の家々が散在している。集落名は、もちろん地形上の峠と無関係ではあるまいが、「峠の赤松」の「峠」は、集落名を指していると思われる。
 アカマツは三叉路に接する高台に立っている。松下さんという方の所有物である。もしかしたら、明治8年(1875)の「苗字必称令」によって国民全員が姓を持たねばならなくなったとき、この大松に因んだ姓を名乗られたのかな、と失礼な想像をしてしまった。
 地上2mほどで2幹に分かれているが、もとはもう1本の太い幹が反対側に出ていたようだ。それら3本の幹がバランスのとれた樹冠を形作っていたと思われる。しかし今は、大事な1本を失って、道路側に偏した姿だ。
 葉の付きもあまり良くない。残念ながら、樹勢が衰えつつあるのは否めないようである。

※いつも貴重な情報をお寄せくださる浜松市のIさんから、このマツはもうないとの情報をいただいた。2年ほど前、自然に倒れてしまったそうである。マツの一部を輪切りにしたものが近くの会所に置いてあるとのことで、写真も添付して下さった。感謝。(2016.6.2追記)
 
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