ページタイトル:東宮八柱神社のクスノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:東宮八柱神社のクスノキ 名称 東宮八柱神社のクスノキ
    (とうぐうやはしらじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 三重県度会郡南伊勢町東宮(注2)
 〃 3次メッシュコード 5136−34−33
 〃 緯度・経度 北緯34度17分01.4秒
           東経136度32分33.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年3月30日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)2005年10月1日、度会郡(わたらいぐん)内の2町が合併して南伊勢町誕生。旧行政区は度会郡南島町





 志摩半島南部、奈屋浦(なやうら)に注ぐ東宮川の河口近くの集落が東宮(とうぐう)である。
 地名の由来について、八柱神社近くの国道脇に説明があった。(南伊勢町が設置?)
 それによると、神宮の御厨(みくりや)で土器や土偶を作るのに用いる埴土(はにつち)を採取したことから「どぐ」と呼ばれたのが訛り、「とうぐう」になったと、伊勢神宮史に記載されているそうである。
 それとは別に、「東禅仙宮」という古刹の内側2文字を省略して「東宮」となったとの異説もあるとか。
 いずれにしろ、宮殿や皇太子とは全く無関係なようだが、観光客(や住民?)向けに地名の説明があることなど、他所では滅多に見ることがないように思う。ここは、古くからの歴史を大切にする土地柄なのだろう。
 八柱神社は東宮川の左岸側山裾。国道260号のすぐ北。
 寛文3年(1663)建立の石鳥居(南伊勢町指定文化財)を潜り、参道の石段を登ると、大クスが立っている。
 斜面下方に向けての根張りが力強い。根が全体に繋がって板のようになり、余すところなく地表を覆う様子は、クスノキ独特のものだろうか。
 大きな瘤もあり、野生児のような姿のクスノキである。
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