ページタイトル:土田のケヤキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:土田のケヤキ_1

画像:土田のケヤキ_2
名称 土田のケヤキ (つったのけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 7.8m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 奈良県吉野郡大淀町土田
 〃 3次メッシュコード 5135−46−54
 〃 緯度・経度 北緯34度23分10.3秒
           東経135度48分04.0秒
大淀町指定天然記念物(2003年2月10日指定)
撮影年月日 2014年3月27日

注1)2011年3月に大淀町教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による





 近鉄吉野線越部(こしべ)駅の西方約150m、国道169号脇の電柱に下図の案内表示がある。そこから狭い小路に入って約20m。突き当たりの線路の先がコンクリートの護岸堤防となっていて、そこにお稲荷さんが鎮座している。ケヤキは、その護岸壁に寄り添うように立つ。(踏切が無いので電車には十分注意のこと。また付近に駐車スペースがないことも注意)
画像:土田のケヤキ案内表示
 鉄道敷設にともなって遷座する前、ここには住吉神社があった。そしてケヤキのすぐ近くまで吉野川(和歌山県に入ると「紀の川」と呼ばれる)の水面が迫っていて、ここは「欅ヶ浦」とか「欅ヶ渕」とか呼ばれていた。その川岸では、毎年7月26日に、橿原市に鎮座する畝火山口(うねびやまぐち)神社の「でんそそ祭り」に用いる水を汲む水取り神事が行われてきた。(住吉神社が遷座し、川岸が遠くなった今日でも、水取り神事は続いている)
 上に記したことは、大半が案内板の内容とも一致するが、私をケヤキまで案内して下さった、地元の区長さんから伺った話である。改めてご親切に感謝申し上げたい。
 なお、地名の「土田」については、日本郵政が「ツチダ」の振り仮名を与えていることから、現在は多分それが正式な読み方だと思うが、大淀町公式HPでは「つった」とルビを振っているので、そちらに従った。(区長さんも「つった」と呼んでおられた)
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