ページタイトル:内海のアコウ 当サイトのシンボル

画像:内海のアコウ(社殿横のアコウ)
 ↑国指定天然記念物のアコウはこれのみ

画像:内海のアコウ(道路脇のアコウ)
名称 内海のアコウ (うちうみのあこう)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 アコウ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 6.9m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 宮崎県宮崎市内海
 〃 3次メッシュコード 4731−43−87
 〃 緯度・経度 北緯31度44分19.2秒
           東経131度28分05.8秒
国指定天然記念物(1941年10月3日指定)
撮影年月日 2012年8月4日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 アコウが立つ野島神社は、海岸沿いを走る国道220号に面している。JR日南線小内海駅の東200mほど。
 境内を彩るアコウが珍しい。野島神社の前に立ったとき、ほかの樹種による社叢を持つ神社とは全く異なる、戦慄に似た強い印象を受けた。
 ところで、2012年現在、日本国から天然記念物指定を受けているアコウは全部で5件。その一つが、この「内海のアコウ」だ。
 5件のうち、「松尾のアコウ自生地」など3件は、いわばその生育地を指定したもの。残り2件は単木として指定された。
 ここ、野島神社も、境内に何本ものアコウがあるので、生育地としての指定と勘違いし、境内のアコウはすべて国の天然記念物だと思われがちだが、実は、国指定は、本殿に向かって右手に立つ1本(左上図)のみである。(境内に掲示された説明図が正しい)
 しかし、さすがに国指定の個体は混沌を感じさせる野性味が勝るとは思うが、他のアコウたちだってなかなかのものだ。
 事実、これらのアコウが無く、国指定の1本だけだったならば、境内に立った時のインパクトは、これほどのものではなかっただろうと思われる。
 
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