ページタイトル:薬師寺の大楠 当サイトのシンボル

画像:薬師寺の大楠(幹と並ぶ)

画像:薬師寺の大楠(全景)
名称 薬師寺の大楠 (やくしじのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 9.4m(注2)
推定樹齢 600年以上(注3)
所在地の地名 愛知県弥富市鯏浦町上六(うぐいうらちょうかみろく)(注4)
 〃 3次メッシュコード 5236−55−38
 〃 緯度・経度 北緯35度07分06.2秒
           東経136度43分31.3秒
弥富市指定天然記念物(1976年12月10日指定)
撮影年月日 2011年5月7日

注1)旧弥富町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による。ただし、上記案内板に掲載されている目通りは8.3m。実感はこちらの方が近い
注3)上記案内板による
注4)2006年4月1日、1町1村が合併して弥富市誕生。旧行政区は海部郡弥富町





 JR関西本線弥富駅の北500mほどのところに鯏浦山薬師寺がある。
 かつてここには織田信長が築いた鯏浦城と呼ばれる砦があった。このあたりに勢力を持つ一向門徒・服部党を攻めるためである。信長の弟彦七郎信興が城主となったが、元亀元年(1570)、小木江城で戦死。怒った信長は大軍を送って、天正2年(1574)、ことごとく焼き尽くしたという。
 鯏浦城には信興の念持仏薬師如来を安置する御堂があった。それがこの薬師寺の前身である。(以上、境内の案内板より) 今からおよそ4百年ちょっと昔の話だ。
 その頃、すでにクスノキはあったのだろうか。
 また、その当時、海はこのあたりまで迫っていたのだとか。信長勢が服部党を攻撃する際、このクスノキに舟を繋いだという伝承もあるそうだ。 
 
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