ページタイトル:雲谷寺の大杉 ロゴ:人里の巨木たち

画像:雲谷寺の大杉 名称 雲谷寺の大杉 (うんこくじのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 5.2m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 群馬県沼田市白沢町高平(注3)
 〃 3次メッシュコード 
 〃 緯度・経度 北緯36度40分03.7秒
           東経139度08分08.1秒
沼田市指定天然記念物(1996年2月28日指定)
撮影年月日 2015年9月29日

注1)2010年3月に沼田市教育委員会が設置
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)2005年2月13日、沼田市に合併。旧行政区は利根郡白沢村





 国道120号のすぐ北に、白沢小学校・白沢中学校・白沢保育園の3つが並ぶ場所がある、その東から北に500mほど入ったところが、曹洞宗武尊山雲谷寺だ。
 裏山の墓地の一角に古い墓塔が並び、そのうち南北朝時代の五輪塔3基が沼田市指定重要文化財。
 中央の五輪塔は、無銘ながら新田義貞(にったよしさだ)の嗣子義宗(よしむね)の墓と伝えられている。
 正平23年(1368=応安元年)、義宗は脇屋義治(わきやよしはる)とともに挙兵するが、足利軍との戦さに敗れて討死。2年後、その執事であった船田経政(ふなだつねまさ)が建てた墓だという。
 向かって右はその船田経政の逆修塔(ぎゃくしゅとう。まだ生きているうちに建てた自分の墓)。左は聖慶禅尼なる女性の墓らしい。
 ずっと土中に埋もれていたが、近年の墓地改修で発見された。もとはここより下手にあったらしいが、改めて設置するにあたり、現在地に移されたとのこと。(以上、案内板より)
 大杉は、3基の五輪塔のすぐ後ろ。
 新たな設置場所を選ぶについては、この大杉の存在が大きかったと思われる。
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