ページタイトル:温泉神社のクスノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:温泉神社のクスノキ(幹と並ぶ) 名称 温泉神社のクスノキ
    (うんぜんじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 クスノキ
樹高 31m/30m(注2)
目通り幹囲 6.1m/5.7m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長崎県南島原市有家町山川(ありえちょうやまがわ)(注3)
 〃 3次メッシュコード 4930−02−04
 〃 緯度・経度 北緯32度40分26.5秒
           東経130度18分06.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年3月24日

注1)「温泉神社」のよみかたについては未確認
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による。いずれも前者が左図のクスノキのデータ
注3)2006年3月31日、島原半島南部の8町が合併して南島原市誕生。旧行政区は南高来郡有家町





 温泉神社の境内に2本の大クスが立っている。
 1本は、拝殿に向かって左手(左図)、もう1本は児童用のブランコ近くに立つ。前者の方がやや大きそうだが、いずれもなかなかのもの。
 ともに注連縄をつけている。
 ところで、「温泉神社」の読み方について。
 一般に温泉はホット・スプリングのことを指す。地面から熱い湯が湧くこと自体が神秘的なわけで、そこに神の仕業を見たとしても不思議ではない。だから、別府や熱海などに温泉神社があったとすれば、それは「おんせんじんじゃ」である。
 しかし、当地では事情が違う。現在は「雲仙岳(うんぜんだけ)」の表記が定着しているが、それは昭和初期以来のことで、かつては「温泉山(うんぜんさん)」と称していたらしいのである。
 案内板によると、ここの温泉神社も、古くは四面宮と称し、温泉山四面宮の分神末社であった。明治の神仏分離を機に温泉神社と改称したというから、少なくともその当時は「うんぜんじんじゃ」と呼ばれたのではなかろうか。
 ところが、最近は、雲仙周辺の温泉神社も「おんせんじんじゃ」と称しているようなのだ。一応「うんぜんじんじゃ」と読んでみたのだが、間違っているかも知れない。
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