ページタイトル:嬉野の大チャノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:嬉野の大チャノキ(全景) 名称 嬉野の大チャノキ (うれしののおおちゃのき)
名称の典拠 駐車場にあった絵入り案内板(注1)
樹種 チャノキ
樹高 4m(注2)
目通り幹囲 −
推定樹齢 340年(注2)
所在地の地名 佐賀県嬉野市嬉野町不動山(注3)
 〃 3次メッシュコード 4929−57−14
 〃 緯度・経度 北緯33度05分54.8秒
           東経129度56分01.3秒
国指定天然記念物(1926年10月20日指定)
撮影年月日 2015年3月22日

注1)設置者・設置年月とも不詳。ただし、文章が丁寧形に変えてあるだけで、内容は旧嬉野町教育委員会が大チャノキの傍らに設置した案内板と全く一致している。町教委設置の方は「嬉野の大茶樹」となっているが、天然記念物としての名称はカタカナの方である
注2)上記案内板による
注3)2006年1月1日、塩田町と嬉野町が合併して嬉野市誕生。旧行政区は藤津郡嬉野町





 不動山地区では、茶の生産が盛んだ。「うれしの茶」のブランド名で知られ、JAさがウェブサイトによれば、「全国茶品評会」の「蒸し製玉緑茶」部門において、5年連続日本一(農林水産大臣賞)を獲得したこともあるという。
 その一角に大チャノキがある。
 当地で茶の栽培が盛んになるについては、吉村新兵衛なる人物の尽力が大きかったらしい。江戸時代初期の人物で、明暦3年(1657)に没している。
 大チャノキの推定樹齢が340年ということは、新兵衛の死後まもなく植えられたということになる。
 元来は一木だったそうだが、現在の樹冠は複数の株によって作られている。第2世代なのか、もっと世代を重ねたのかは知らない。
 素朴な疑問だが、このような場合でも、樹齢は初代から通算するべきものなのだろうか。
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