ページタイトル:瓜生日吉神社のスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:瓜生日吉神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 瓜生日吉神社のスギ
    (うりゅうひよしじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 37m(注1)
目通り幹囲 6.1m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 滋賀県長浜市瓜生町(注3)
 〃 3次メッシュコード 5336−12−43
 〃 緯度・経度 北緯35度27分15.7秒
           東経136度17分18.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年10月14日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)地表面から1.3mの高さで、軸と直角となる断面を推測してその周囲長を実測
注3)2006年2月13日、長浜市に合併。合併前の所在地名(住所表示)は東浅井郡浅井町瓜生





 浅井長政(あざいながまさ)の居城であった小谷城(おだにじょう)跡から東方に1kmほどの山裾に、2010年に農林水産省が選定した「ため池百選」の一つ、西池(にいしけ)があり、その堰堤南端から100mほど、低い稜線を越えたところに日吉神社が鎮座する。
 滋賀県神社庁公式ウェブサイトの県内神社紹介ページの説明によると、社伝では天智天皇(てんじてんのう)10年(671)、右大臣中臣金(なかとみのかね)連(むらじ)が草創したと伝えられ、浅井氏の崇敬も厚かったが、織田信長の小谷城攻撃で灰燼に帰した。のち慶長元年(1596)に社殿再建、現在に至っているようだ。
 目指す大杉は社殿に向かって左側。幹囲6m超えともなると、さすがに巨大感を伴う。
 全体に傾いて立ち、地上4mほどまでは単幹で、その上で複数幹に分かれている。
 現在は三頭木であるが、分岐部分の上と下の太さを見比べると、かつては上部の幹がもっと多かったような感じがする。しかし切断痕のようなものは見当たらない。不思議な樹形だ。
 苔がかなり高い所まで這い上がり、朝日を浴びて緑色に光る姿が神々しかった。
 なかなか個性的な大杉である。
 このスギのほか、環境省巨樹データベースには幹囲5mのヒノキもあることになっているが、残念ながら見当たらなかった。(境内にはヒノキやケヤキの巨木もあるが、幹囲4mを大きく超えそうな個体は無いようだ)
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