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画像:薄根の大クワ(全景) 名称 薄根の大クワ
   (うすねのおおくわ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ヤマグワ
樹高 11m(注2)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 1500年(注3)
所在地の地名 群馬県沼田市町田町字小栗山(注4)
 
〃 3次メッシュコード
      
 5539−00−13
 〃 緯度・経度
       北緯36度40分48.3秒
       東経139度02分41.7秒
画像:薄根の大クワ

画像:薄根の大クワ(果実)
国指定天然記念物(1956年5月15日指定)
撮影年月日 2003年5月25日

注1)2000年3月に沼田市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による。ただし現地の案内板は樹高、目通り幹囲をそれぞれ14m、8.0mとしている(これより下位の桁を四捨五入)
注3)現地の案内板による
注4)ここは飛び地であるため、町田町を探しても見つからない。石墨町の中にある





 利根川の支流四釜川(しかまがわ)が作った段丘上にヤマグワの大株がある。黒々とした幹は年齢を感じさせるが、樹勢はすばらしく良い。訪れた時は、枝々にこぼれんばかりに沢山の桑の実をつけていた。
 周囲一体は畑地。このクワも石井さんという方の所有物である。
 今でこそ養蚕は廃れてしまったが、クワはお蚕様を養う大切な収入源であった。この木は「養蚕の神」として、古くから大切にされてきたという。
 いったい正しい樹齢はどれくらいなのか、私には見当がつかない。貞享3年(1686)に高須隼人が沼田藩内の検地を行った際、この木を標木にしたという話も伝わっている。
 現在、大クワの傍に、次世代を担わせる若木が育てられている。若木が巨木になるのは何百年先のことになるか。夢のある話である。
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