ページタイトル:上敬川のチシャノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:上敬川のチシャノキ 名称 上敬川のチシャノキ
     (かみうやがわのちしゃのき)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 チシャノキ
樹高 8m(注1)
目通り幹囲 4.1m(注2)
推定樹齢 200〜300年(注3)
所在地の地名 島根県江津市敬川町
 〃 3次メッシュコード 5232−31−54
 〃 緯度・経度 北緯34度58分03秒
           東経132度10分20秒
江津市指定天然記念物(1975年12月1日指定)
撮影年月日 2016年3月29日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)高地側地表面から1.2mの高さにおける幹囲を実測(高さ1.3mでは大きな瘤があるため)
注3)(PDF版江津市)「平成26年度社会教育の方針と事業」による





 標記のチシャノキが立つのは、河川としての敬川(うやがわ)右岸、江津自動車道の南。県道299号(下府江津線)からは60mほど東。
 当地ではチシャノキのことを「ニシメノ木」というらしい。カキノキに似た葉をつけるので、カキノキダマシの別名もある。幹の内部はすっかりがらんどうだが、ここまで大きくなるのは珍しい。ヒロハチシャノキも含め、チシャノキでは全国で5指に入る巨木である。(2016年3月現在、環境省巨樹データベースによる)
 チシャノキの周囲はスギも混じる若いヒノキ林。かつては八幡宮の境内だったらしいが、現在、神社の面影を探すのは困難。
 以前はマツもあったらしく、昭和62年(1987)、松枯病で倒れたマツがチシャノキを直撃。そのために片方の大枝が折れてしまったという。(案内板による)
 人里に立つ巨木であるにもかかわらず、途中に案内の類がなく、場所がとてもわかりにくい。
 地形図を見ると、300mほど離れた霊泉寺からここまで徒歩道が描かれているのだが、その道も、今は使われていないようだ。
 県道から霊泉寺に向かう途中、右手に一軒の家がある。その手前の道を右にどんどん進んで行くとチシャノキの近くに出る。これが唯一のルートと思われる。
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