ページタイトル:脇町八大龍王神社のクス 当サイトのシンボル

画像:脇町八大龍王神社のクス(全景)


画像:脇町八大龍王神社のクス(幹と並ぶ)
名称 脇町八大龍王神社のクス
    (わきまちはちだいりゅうおうじんじゃのくす)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 18m/16m(注1)
目通り幹囲 6.5m/5.8m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 徳島県美馬市脇町字拝原(注2)
 〃 3次メッシュコード 5134−01−73
 〃 緯度・経度 北緯34度03分52.4秒
           東経134度10分02.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年7月30日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2005年3月1日、美馬郡内の3町1村が合併して美馬市誕生。旧行政区は美馬郡脇町





 脇町の八大龍王神社は、大型スーパー、マルナカ脇町店の北。駐車場からクスノキが見える。

画像:脇町八大龍王神社のクス

 社殿の右(向かって左)に、クスノキの巨木が2本並んで立っている。背丈も太さも、ほぼ似たようなサイズだ。
 神社の詳細については何も知らないが、八大龍王は法華経に登場する水中世界の王である。水と関係する祈願と結びついているのだろうと思われる。
 それは、雨乞いであることが多いのだが、この場所は現在の吉野川堤防から500mほどしか離れていない。神社は北の山地から続く高台の南端に立地し、その南、つまり現在は大型スーパーがあるところは氾濫原だったであろう。ここでは吉野川の治水祈願も引き受けていたように想像するのだが、実際はどうだったのだろう。
 1kmほど下流で、北から流れてきた曽江谷川が吉野川に合流する。このあたりでしばしば氾濫が起きたとしても不思議ではない。
 クスノキが生を受けてからも、八大龍王神社のすぐ近くまで、水が迫ってきたことがあったのではなかろうか。
 
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