ページタイトル:薬師寺の杉 当サイトのシンボルマーク

画像:薬師寺の杉(セコイア) 名称 薬師寺の杉 (やくしじのすぎ)
名称の典拠 「浜田市の名木」指定名称
樹種 セコイア(注1)
樹高 46m(注2)
目通り幹囲 4.9m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 島根県浜田市旭町都川(つかわ)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5232−12−94
 〃 緯度・経度 北緯34度50分00.6秒
           東経132度18分19.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年10月11日

注1)「セコイア」は属名であって種小名ではないが、1属1種なので、こう呼ばれる。センペルセコイアとかセコイアメスギと呼ばれることもある。(標柱には『樹種名セコイアメスギ』と書いてあった。学名はSequoia sempervirens
注2)「浜田市の名木」標柱の側面に記された数値による
注3)2005年10月1日、浜田市に合併。旧行政区は那賀(なか)郡旭町





 江の川(ごうのかわ)の支流八戸川(やとがわ)のそのまた支流都川川(つかわがわ)に沿って走る県道が5号(浜田八重可部線)である。
 その沿線に左図のセコイアが立つ高野山真言宗薬師寺がある。薬師寺の北西には大狼山(673m)が、反対側の南東には大郷路(782m)が聳える。(県道を走るとき、車窓からもセコイアがよく見える)
 標記の名前で「浜田市の名木」指定を受けているが、それは地元でそのように呼ばれていたからだろう。遠望する姿はスギによく似ている。
 しかし、近くで見ると様相を一変する。樹皮が驚くほどに分厚く、とてもスギとは思えないし、葉はスギに全然似ていない。むしろイチイに似ているということで、セコイアはイチイモドキと呼ばれることもあるくらいだ。
 セコイアに至る道がないので、一般参詣者が勝手に近づくわけにもいくまい。お庫裏に伺って根元に立つ許可を得た。(「足もとが悪いから気を付けて下さい」とお心遣いを添えて快諾して下さった。感謝)
 セコイアは北米原産で、アメリカではレッドウッド・ツリーと呼ばれるようだ。現存する最高木は樹高110mを超える。世界一背が高い自立生物(他の助けを借りずに直立する生物、の意味で)なのである。必然的に、それを支える幹回りだって大きくなる。
 薬師寺のセコイアの樹齢は100年まであるかどうか。セコイアの樹齢を考えれば、幼稚園児か小学生くらいだろうか。それでこの大きさである。
 どこまで大きくなるか見たいものだが、私の残り時間が少ないのが残念である。
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