ページタイトル:下宮神社のタブノキ 当サイトのシンボル

画像:下宮神社のタブノキ(幹と並ぶ)

画像:下宮神社のタブノキ(遠景)
名称 下宮神社のタブノキ
    (しもみやじんじゃのたぶのき)
名称の典拠 なし
樹種 タブノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.2m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 京都府与謝郡与謝野町与謝(よざ)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5335−10−56
 〃 緯度・経度 北緯35度27分52.0秒
           東経135度04分59.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年5月12日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注2)2006年3月1日、与謝郡内の3町が合併して与謝野町誕生。旧行政区は与謝郡加悦町(かやちょう)





 タブノキの下宮神社は、与謝郡与謝野町与謝(よざ)にある。
 「与謝」というと、画をよくした俳人与謝蕪村(よさぶそん、1716〜84)が思い浮かぶ。ただし、蕪村の出身地は摂津国。丹後ではない。
 蕪村は、あこがれていた芭蕉の足跡を辿って東北地方を巡ったあと、丹後、讃岐などを歴遊。その頃「与謝」を名乗るようになったという(母が丹後与謝の出身だからという説もあるらしい)。まったく無関係というわけでもなさそうだ。(Wikipediaを参考)
 こんなことを書いたのも、下宮神社の案内板に、文化7年(1810)に奉納された俳額が現存し、町指定の文化財とされている旨が記されていたからである。
 句を詠んだのは地元の俳人たちだが、京都から先生を招いて学習会もしていたようだ。与謝蕪村の名を知らなかったとは思えない。
 あの世の蕪村も微笑んだことだろう。
 さて、タブノキだが、与謝トンネルを過ぎて国道176号を北上すると、谷に出る手前、下り坂は緩く、大きくカーブする。そのあたりから、与謝のランドマークのようによく見える。
 樹高はそれほどでないが、まだ若そうで、元気の良いタブノキである。
 
ボタン:京都府の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る